【LPI303 Security】 をわりと簡単に取得する方法
1.はじめに
資格試験のあり方に関して議論は多々あると思う。
数年前に情報処理試験の勉強をした際に
使用していた参考書の前書きにこういう一説があった。
他人に質問しても大丈夫な事柄かどうかを判断するために資格があると。
著者の言葉によると資格試験の範囲外の知識は
既知すぎる技術情報ではないから他人に質問しても「恥」じゃない。
言い換えると良い仕事のためには試験範囲の知識を
前提とした質問・会話がなされるべきだ。
(そんな基本的な内容を聞くなんてSEとして恥ずかしいでしょ?)ってことだ。
僕は、まだ成り立てのピュアなSEだったから
この言葉を鵜呑みにして模範として奮起したものだった。
もちろん今でも、「確かにそのとおり!おっしゃる通り!」とは思ってる。
が、もうさすがにピュアなSEではない。
小汚い現実は見えてる。
(信じられないかも知れないがSE会社にも社内政治ってあるの。ほんとに。)
というか技術屋には憧れるが、なりきれない3級GEEK(?)のために
ささやかだが「LPIC303 Security」の資格取得手順を提供したい。
2.事前に準備しておくモノ
- 黒本(問題集 兼 参考書)
- Linuxマシン(仮想環境がよし。複数いるので)
- 受験料(約¥30,000、たっかい)
- 1h/1dぐらいの時間(15日くらい)
試験情報(試験範囲)
試験開発(LPIC-3 Specialty「303 Security」:出題範囲の詳細) - LPI-Japan - エルピーアイジャパン
3.あるとよいモノ
- Linuxの基本的知識(LPI Level2相当)
※当たり前か。じゃないと受けねーし。 - 知的好奇心
※一般的日常生活ではまず使わない。 より詳細な試験情報(Ping-tの合格体験記)
※要ログインアカウント。というかLevel2まで活用すべし。-
wiki:certification:lpic303 [LPI Certification Documentation]
4.手順
- 公式HPから試験範囲を取得(重み付けを把握)
- 黒本の問題を解き、解答文を読む。
(高い重み付けの項目はより集中。) - 理解が進まない項目はググる。
- 黒本の問題を解き、解答文を読み記憶する。
- 黒本の模擬試験を解き、解答文を読み記憶する。
- もう1回、3~5を繰り返す。
- 「¥30,000」という受験料にビビらなくなったら受験。
見たことない問題が数問あるが冷静に解くこと。(スルー力も必要) - 軽い虚脱感を覚えて合格。