半年経ったので 禁煙 について振り返ってみる①

前に禁煙することに関して書いたが、

前： SEが禁煙する際に気を付けておきたいこと - var/log/dmesg

禁煙始めてから半年経ったこともあり、より詳細に振り返ることにする。

実は、今年の1月、禁煙を始めた時を同じくして、近所のジムに通い始めていた。

前々から、運動不足の影響が文字通り目に見えて(年々、ちょっとずつ太って)きていたし、 たまに参加する(遊びの)バスケは、いつも吐きそうになり、途中で動けなくなっていた。

というような事情もあって体力強化とダイエットも必要だなと思っていたのだが、
なにより、禁煙するにあたり「禁煙=太る」という法則に僕は怯えていたのだ。
禁煙してもおっさん化(メタボ)してはだめだ、と。まだ見た目も気にしないといけない、と。

だから禁煙で金が浮く分で補えるのもあって、「禁煙=太る」のカロリー分だけは
プラスマイナスゼロにしておこうと思い、ジム通いを決心したわけだ。

この「禁煙=太る」法則だが、例外はないと僕はみている。
厳密に言うと、「太る」ではなく、「摂取カロリー増加」だが。
自分の場合、という極めて感覚的な分析だが、以下のような現象やら習性やらで
この法則を説明できると思う。

まず、禁煙すると基本的に口さみしくなる。という現象だ。
これは、習慣から来る弊害であるが、これ自体が悪いというわけではない。
当時は僕も口に何かを入れないと落ち着かなかった。
だが所詮は赤ん坊のおしゃぶりと同じで、それが常にないという状況に慣れれば、
そのうち自然と気にならなくなる。

次にあるのは、ドーパミン不足による満足感の欠如という現象だ。
喫煙直後の満足感を得ることがないので、そわそわしてしまう。
というか、これ自体が喫煙による醍醐味のようなもので、
人を中毒に貶める「そのもの」なのだ。
この故も知れない満足感のために、人は煙草に依存する。

喫煙が禁じ(られ)た場合、この満足感を味わうには
甘いものを食べることが一番てっとり早い。
なんでそうなのかはわからないが、「甘いもの」を摂取したときの満足感は
喫煙直後のそれには及ばないものの、最悪の状況よりは幾分マシにはなれる。
そのくらいのそこそこ強い力が「甘いもの」にはある。
だから、みんな(女子)は「スイーツ！別腹！」とアホ丸出しの顔で
アホみたいに同じフレーズをアホみたいにのたまうのだろう。
けれど、この「甘いもの」の満足感はそこそこ効果はあるけど持続性はないため、
この感覚に「はまる」と結果的に抜けれないエンドレスな間食になる可能性がある。
僕も、普段はあまり口にしないキャラメルとか飴とかを食べ過ぎで
気持悪くなるまでアホみたいに食べてしまっていた。

また、禁煙するとご飯がおいしくなるという現象は、
あくまで僕の食生活においては多分嘘だと思う。
そこまで繊細な味付けの食事を常にとってますか？って話だ。
独身男性の食事なんて大味なものが大外だ。
煙草が食べ物のうま味成分を阻害していたわけでもあるまいし、
おいしいっていう人は舌がもともとバカで・・・。
というよりも、どちらかというと満腹における満足感を
喫煙における満足感に置き換えるため、
「ご飯がおいしくなる」のではないかと思っている。

人間、食わなければ絶対太らない。
だから「禁煙＝太る」にはならない。
「禁煙→代わりの満足(食べ物)＝太る」だ。

この代わりの満足を食べ物だけで賄うと、太る可能性が高い。

この法則についての格言、
「禁煙を成功してからダイエットして痩せればよい」
ってなんて適当な発言だろうと思う。
他人事だと思いやがって。
禁煙=強い意志、ダイエット＝強い意志。
強い意志×強い意志×長期間なんて、無理ゲーじゃないか！
そんなのあるなら、もうちょい違う人生なはずだ。もうちょい稼げてるわ！　　
おっと、取り乱しました。すみません。えぇ、もう大丈夫です。

とまぁ

僕の禁煙は

禁煙開始 → 代わりの満足(食べ物) － 喫煙の満足感
= 余計なcal － (ジムでの適度～過度な運動)
= 太らない → なにかしらの安心
→ 禁煙継続

とダイエット共に始めたわけである。

継続していくうちに、間食はやめになって、

禁煙継続 → 代わりの満足(食べ物) + ジム運動(代わりの満足)
→ジム運動(代わりの満足)
= 禁煙継続 + 痩せて体力UP

になるわけだが、その辺りの考察は次回にでも
「なぜジムに行くことにしたのか」と合わせてしよかと思うけど、
とりあえず運動に苦手意識がない人や若いときは熱心に運動していた人が
禁煙するときは日々の運動も始めることをお薦めする。
なにかをやめてなにかをはじめる、結局そんなことなのかもしれないですな。