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30代文系出身SE(男)が日常生活のブログ。脳みそのバッファメモリを退避して、毎日やすらかに眠りたい。という思いで更新しています。

30歳と半年以上が過ぎて思ったこと。

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僕は文学部を卒業した文系SEの一人である。
自慢ではないが公私ともに同世代との交流は少ない方なので、
「SEの出身学部の比率」について実感を持って
語ることはできないけれど、あまり多くはないんじゃないかなと思う。
男、文学部、SEは2人ぐらいしか知らない。
文学部出身の女性SEになんてこれからも会う機会があるのだろうか。
 
2000年代半ばに学生だったし、
コンピュータに触れる抵抗はなかったけれど、詳しくはなかった。
IEとWordの使い方がわかればどうにかなっていた。
なにせ文学部のため、本読んでレポート書ければ問題なかったのだ。
 
就職活動する際に営業と事務は向いていないだろうと思い、SEになった。
入社してみたら上司が昔気質(職人プログラマ出身)で
技術がないやつ(&見込みがないやつ)には容赦がないという
パワハラ」という言葉がない時代の恐ろしい実績を聞き、怯えるように毎日勉強した。
多分1年で2年分くらい、大学時代の4倍は勉強してた。
 
数年経ち、誰かに何かの折りで自分の専攻について話すとき、
いつも相手に驚かれるようになった。「え、文系に見えない」と。
この言葉を聞くたびに、なんとも言いようのない気持ちになる。
努力を褒められたのか、変節したことを詰られているのか、よくわからなくなるのだ。
 
ヘルベルト・マルクーゼやジョルジュ・バタイユとか
ハンナ・アーレント卒業論文の題材にしてたやつが、
数年後情報システムを作ってたりするってどう見ても
胡散臭いなぁ、信用できないなぁと僕自身も思うけど。
 
 とはいえ、この仕事は悪くないと思う。
(精神的に)重労働の割に給料が安いけど。
※もちろん、会社にも拠るとは思うけど。
 
これからもSEとして食べてはいきたいと考えているけど、
キャリアは見直したいとは思っている。(いろいろと不満はあるからね)
どうせなら海外(サンホゼあたり)で働いてみたいじゃないですか。
 
「人生一度きり」ってガキの頃は
漫画しか通用しないセリフだと思っていたけど、
最近、非常に重い言葉のように思えてならない。
頑張れ、俺。 
 
ここ半年、色々精神的にきつくてヘタレてたけど、
今日から頑張れ、俺。
 
そのうち、ひゃっはーしてやる。